留学卒業生について
オーストラリア内務省は移民法規変更を実施し、 それによってオーストラリアの高等教育機関の特定の留学卒業生の留学後の滞在期間延長が2023年7月1日以降可能となりました。
延長された就労期間は以下の通りです。
- 一部の学士号取得・4年、
- 一部の修士号取得・5年、
- 全ての博士号取得・6年。
この延長は、有資格の卒業生の短期卒業生ビザ(サブクラス485)(TGV)に追加されますが、すでにTGVを保有している、更に2年間のビザ取得希望する選抜された学生に対しても新たな申請を可能とします。
政府は2023年7月1日から留学生向けに延長された卒業生ビザ対象となる高等教育コースを選別しており、その完全なリストは下記のウェブページより閲覧可能です。Extended post-study work rights for international graduates – Department of Education, Australian Government
ニュージーランド人の市民権取得について
2023年4月22日、オーストラリア政府は、オーストラリア在住ニュージーランド人対象のオーストラリア市民権への直接的なルートを発表しました。
2023年7月1日より、オーストラリアに4年以上居住歴のあるニュージーランド人は、オーストラリア市民権の直接申請が可能となり、最初に永住ビザを申請する必要はなくなりました。 つまり永住ビザまたは特別カテゴリー(サブクラス444)ビザ(SCV)を保有する全てのニュージーランド人が、(授与による)市民権を直接申請する資格があるということです。
これらの変更は、2023年7月1日以降に提出された市民権申請にのみ適用されます。ニュージーランド人は申請したい日に申請資格を確認することが可能です。
移民法修正文書2023(所得閾額、年間所得、年間市場給与レートの方法)
この修正は、2022年の連邦選挙以前に行われた公約を実行するものです。TSMIT(一時的技能移民所得閾額)の53900ドルから70000ドルへの引き上げは、2013年以降毎年TSMITが指数化されていた場合に得られたであろう額です。
TSMITの増額は、技能移民労働者がオーストラリア滞在中に充分な自活ができるようにし、搾取にたいする安全策の提供という政府の政策意図に沿ったものです。
この文書には2023年7月1日以前に提出されており最終判断がされていない指名付き申請は、引き続き53900ドルのTSMITを基準に審査されることが保証される内容も含まれております。
注:本書に記載されたコメントの多くは一般的な性質のものであり、情報を実際に適用される場合は、情報の解釈や特定の状況への適用について個別に確認するため、専門的な助言を求めるべきです。