内務省による雇用者へのガイダンスの作成

オーストラリア内務省は、選択肢と目的の提示をした下記を希望する雇用主の、情報入手をより簡単にしました。

  1. 既にオーストラリア国内滞在中のビザ保持者の雇用、または、
  2. 国外の労働者雇用をスポンサーするために探す。

ウェブサイト上に、雇用主がオーストラリア国民または永住者から適切な人材が見つからない場合に利用可能な選択肢、あるいは、既にオーストラリア滞在中のビザ保持者を雇用したい場合の、雇用主がすべき事柄や、採用見込み者のオーストラリア国内での労働権の確認方法について、

そして更に、以下の情報についても詳細があります。

  • 内務省承認スポンサーになる方法、
  • 省への提出必要情報、
  • ポジションの指名方法、
  • そのポジションへの国外労働者の指名方法。

ウェブサイト上の段階的なガイドには、スポンサー雇用主の継続的な責任(例:何らかの状況に変化があった場合にはオーストラリア政府への通知義務がある。)についての情報もあります。

内務省ガイダンスhttps://immi.homeaffairs.gov.au/visas/employing-and-sponsoring-someone/employing-overseas-workers

 

ワーク&ホリデー(サブクラス462)ビザ・対象中南米諸国の増加

アルゼンチン、ブラジル、チリ、エクアドル、ペルー、ウルグアイの国民は、ワーク&ホリデービザ申請資格があります。このビザにより、高等教育修了資格取得済み、または少なくとも2年間の大学課程修了済みの18~30歳の人が、オーストラリアで働きながらの長期ホリデーが可能となります。ビザ申請料は635ドルで、最長12か月間滞在可能ですが、その後条件であるサブクラス462特定の就労を完了した場合、2番目、3番目のワーク&ホリデービザへのアクセスが可能となります。

尚、1番最初に取得できるワーク&ホリデービザには年間発行制限(上限数)が下記の通りあります。(各プログラム年度は毎年7月1日から翌年6月30日まで)

上限が満たされた場合、次のプログラム年度まで申請は受け付けられません。ただし、2番目、3番目のワーク&ホリデービザには上限はありません。

アルゼンチン・ 3,400

ブラジル・ 500

チリ・3,400

エクアドル ・ 停止中 (上限は 100)

ペルー・1,500

ウルグアイ・ 200

 

ビザ取得のための英語力の条件

通常、オーストラリアでの就学・就労申請者には英語力の条件が適用されます。

各ビザサブクラスには、申請者が証明しなければならない異なる英語力の要件が含まれています。

内務省承認の英語力証明試験結果は下記の団体によるものです。

  • International English Language Testing System (IELTS), One Skill Retake (OSR)含む、
  • Pearson Test of English (PTE)、
  • Cambridge English (CAE) (或いはC1 Advancedで知られる) 、
  • Occupational English Test (OET), (注)これは医療専門家向けに開発された試験です、
  • Test of English as a Foreign Language (TOEFL iBT).​

2022年12月14日より、特定の受験者向けにIELTS One Skill Retake (OSR)が利用可能になりました。OSRでは、受験者は、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの4つのテスト項目のうち1つを、1回だけ再受験が可能です。

One Skill Retake (OSR)を含むIELTS試験結果がビザ申請時に内務省に英語力の証明として認められますが、例外として、サブクラス476、482、および485ビザ申請の場合には、一回の受験結果のみが認められます。(つまり、再受験結果は認められません。)

​​英語力は次のカテゴリーに分類され、それぞれ必要条件詳細があります。

尚、ほとんどの技能移民カテゴリーではCompetent以上の英語力が必要です。


注:本書に記載されたコメントの多くは一般的な性質のものであり、情報を実際に適用される場合は、情報の解釈や特定の状況への適用について個別に確認するため、専門的な助言を求めるべきです。